夜に浮かぶヘビイチゴ

nazumiの、のんびりマイペースなゲームや本の感想。

愛すべき併読の話

こんにちは。nazumiです(#^^#)

最近、少し昔のELTばかり聴いている。

『きみのて』が学生時代の頃からずっと好き。

メロディーも歌詞も独特で好き。

何度聴いても飽きないよ。

 

さて、今日は、愛すべき併読の話をしようと思う。

併読とは、何冊かの本を同時に読むこと。

中には、10冊同時に読む人とかもいるみたいだけど、私は大体いつも4冊くらいかな。4冊同時に読んでいる。

 

でも、学生時代~5年前までは普通に1冊を黙々と読んでいた。併読なんて言葉も知らなかったくらいだし。本は、一途に一冊だけを読み続けるものだと疑わなかったし。でも、5年前、転機が訪れる。

 

(>_<)それはとても些細な事…

 

会社の上司がおススメの本を貸してくれたことから話は始まった。忘れもしない『人類資金』福井晴敏 だ。…その頃、私は当時買ったばかりのkindle電子書籍にハマっていた。読んでいたのは著作権フリーで無料でダウンロードした『それから』夏目漱石 だ。

 

kindle買う→とりあえず無料本ダウンロード

は誰もが最初は通る道だと勝手に思っているがどうだろう?笑(ちなみに私はそうでした)

 

早速、家に帰って『人類資金』を読んでみた。パラパラ…パラパラ…

 

( ;∀;)む!! …むずかしい!!!

 

旧日本軍が隠していたとされる『M資金』をめぐる話…だが、株の話やらITの話やらで、頁をめくる手がしばしば止まる。

 

震える手をなんとか押さえながら、一日に読み進められるページはわずか10頁!! 無知な上に理解力が乏しいと、なっかなか進まない! 辞書で調べても分かったり分かんなかったり。でもでもそれでも、読み続けなければならない! だって読み終えて上司に感想を言わなきゃいけないんだから!!!(>_<)

 

でも、このままじゃ挫折する!どうする私?!どうする!(昔のライフカードのCMみたいな状況)

 

…………骨休めにもう一冊読むべきだ。

全ては『人類資金』を読み切るために。

 

こうして、併読は、ごくごく自然に始まった。

いや、面白かったよ?人類資金。7巻まで全部読みました。確かにかなり難しかったけど、最終巻を読んでいる間は、本当に面白くてここまで頑張って読んで良かったと感無量だった。

 

そして、最初は2冊だった併読本が、欲張って気が付けば3冊。そして4冊と増えていった。多い時は6冊もあったけど、3~4冊がちょうどよい。1日の間に、4つの世界を体験できるところが良い。欲張りだから毎日色んな世界へ行きたい。これが、1冊だったら、飽きやすい私はきっと挫折していたんだろうなと思う。

 

併読。お勧めです。ぜひやったことなかったら試してみてね。

そして、バトンは渡された~惜しみなく注がれる愛情~

こんにちは、nazumiです(>_<)

久しぶりの更新です。

Twitterでも遅いのに、こちらは更に遅い( ;∀;)

 

今日は、本を読むペースについて少し語ります。

読書は、基本週1冊ペースです。他の人と比べると遅い方だと思います。でも、私は『この週1冊必ず読了する』という目標は、必ず守るようにしています。なぜか。何か目標を作らないと、いくら好きなものであっても私は必ず『怠けて』しまうから。

今週忙しくて読めなかった~!じゃあ来週読めばいいや~!→来週も予定がいっぱいで→では再来週に… と自分に言い訳して永遠に読めなくなる。そのうち内容を忘れ、情熱も薄れ挫折する。……昔のよくあるあるパターンです。

 

 

だから、どんなに好きなものであっても、ある程度の『縛り』がないと緊張感が薄れ、楽しみが半減してしまう。逆に言うと、好きだからこそ『縛りと緊張感』を持たせ、長く好きでいられるようにしています。熱しやすく飽きやすい性格なので…。それに、何冊かを併読していく中で、次はどの本を読了しようか?(#^^#) この本を今週で読み切るためには、一日何頁読めばよいか? と戦略的に?考えながら読んでいくのも楽しかったりするのです。

 

 

さて、今週は『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ を読みました。2019年の本屋大賞を受賞作ですね! 本屋大賞受賞作は、どれも期待を裏切らずに面白いですよね! 前作の『かがみの孤城』もとても面白かったのですが、今作はいかがでしょうか。

 

ーあなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない

 

★ストーリー

3人の父親と2人の母親を持つ優子。

何度も苗字は変わった。

でも、全然不幸ではない。

 

★感想

読了後、…思いました。

( ;∀;)きっと瀬尾作品は、どれも期待を裏切らずに優しい物語なんだろうなぁと。それ位に作品全体が愛で満たされています。ストーリーからしてみると、一見何度も親が入れ替わり、主人公の優子が気の毒に思えます。では不幸話? お涙頂戴? ひたすら重い話? …いいえ、むしろ逆。血のつながりなど関係なく、親たちから多くの愛情を惜しみなく注がれて、読んでいるこちらまで温かさで満ちて幸福感に浸ってしまいました。読んでよかったと心から思える物語でした。

 

★面白いと思ったところ

次々と入れ替わる父親……血の繋がった父親、水戸さん。そして2番目の泉ヶ原さん。3番目の森宮さん。生みの母親は他界している。2番目の梨花さん。皆、当たり前だが性格はかなり違います。でも惜しみなく優子に愛情を与える点では一致しています。梨花さんは優子にピアノを買い与えるためだけに泉ヶ原さんと結婚しちゃったり、入学式や何か行事があるたびに、料理に気合を入れる森宮さんだったり…。それぞれの違う愛情の形を見ることが面白かったです。

 

★好きな場面

『家族』が主なテーマであろう物語ですが、私は優子の恋愛について描かれる場面がとても気になっており、終始ドキドキしながら行方を追っていました。最初に描かれる男性…優子と同じ実行委員に立候補する浜坂君。ちょっとお調子者だけど、皆がサボっている間に、一人でトンボを引いていたりと隠れ真面目な彼…。

 

……正直、浜坂君とくっついて欲しかった……!!!笑

 

2人目の早瀬君とは、合唱コンクールで同じ伴奏者として一緒に練習をします。ピアノがとても上手く、優子の彼のことが頭から離れません…。3人目の脇田君。優子の受験の日に、朝早く声をかけるために家の前まで来てくれる健気なところを持っています。

果たして優子の恋の行方は?!(>_<)

 

好きな人には既に彼女がいたり、なんとなく付き合った彼とはすぐに別れてしまったり…なんだか妙にリアルさを感じました。

 

…もしかしたら、一番今作でリアルさを感じた部分かも。

優子の恋模様は( ;∀;)

 

 

あと、『家族』の話に戻りますが、ラスト10頁が忘れられません。今までずっと優子目線でしたが、この時に初めて最後の父親である森宮さんに切り替わります。

もう……ずるいなぁ…

この切り替わりは。。( ;∀;) 

感動必須。ハンカチも必須です。

 

最後に…瀬尾作品は初めてでしたが、読んで良かったです!

多分映画化されるんだろうなぁ? 楽しみです♪(#^^#)

魔法のカクテル~彼らが最後に唱えた願いとは~

こんにちは、nazumiです。

読書は相変わらず週1冊ペースで、毎日ゆっくりゆっくり読んでいます。Twitterもやっていますが、年100冊200冊普通に読まれる猛者がゴロゴロいまして、凄いなぁ…自分もこれだけ早いペースで読めたらいいのになぁ…と常々思っています。

でも、中には私と同じ位、もしくはそれよりも遅い『遅読』の方も多くいまして、なんだか少し安心…(>_<)ほっ笑

人の個性と同じように、本を読むペースも人それぞれ違っていて良いと思います。

(#^^#)本を好きな気持ちは同じだから!

 

 

 

さて、今週は、ミヒャエル・エンデの『魔法のカクテル』を読み終えました。前回読んだエンデ作品は、『鏡の中の鏡』…副題の通りまさしく『迷宮』。感想を書くことすら難しい超難解作品でしたが、今回はいかがでしょうか?

 

ーカクテルの中のカクテルよ、私の願いをかなえておくれー

 

☆ストーリー

晦日。一人の魔術師は頭を悩ませていた。

現在、午後5時。新年まで残り7時間。

あと7時間で、多くの自然破壊の『ノルマ』をこなさないと、契約している『地の果ての闇の大臣』から差し押さえられてしまう。魔術師イルヴィツァーは、叔母のティラニアと協力して、飲めば何でも願いの叶う『魔法のカクテル』を作ってノルマ達成を試みるのだが…

彼らのカクテル作りの阻止しようとするのは、なんと猫とカラス?!

 

 

☆感想

『モモ』のテーマが『時間』ならば、『魔法のカクテル』は『自然破壊』か。強いメッセージ性を感じる物語でした。読みやすさで言うならば、こちらの方が上です。真面目ですがどこか少し抜けている猫とカラスのイラストが描かれた挿絵もとても可愛い。彼らの会話も面白い。モモほど物語に緊迫感はなく、楽しく気軽な気持ちで読めます。しかしそこはやはりエンデ作品、ただの面白おかしい物語では終わらせません。苦労の末やっと完成した魔法のカクテルを飲み、唱える彼らの願いには、ひどく胸が締め付けられました。え、それは自然破壊を求める言葉ではないのかって? それは物語を読んでからのお楽しみに!

 

☆面白いと思ったところ

はてしない物語』では、内容だけではなく、装丁や文字の色等にも力を入れていて感動しました。『魔法のカクテル』でも章のタイトルが、普通とは少し変わっているなぁと感じました。

 

各章のはじめには、時計のイラストが描かれています。午後10時56分、11時8分……これは、あらすじでも示した通り、0時までの時間の経過、つまり魔術師たちが差し押さえられるまでのタイムリミットを表しています! 刻一刻と迫る時間…それまでにカクテル作りを止めなくては! と焦りますよね。

…焦るはずなのですが、猫ちゃんとカラスくんがどうするどうすると、深刻な、でも少し抜けた会話を繰り広げているせいか(彼らは至って真面目ですが!)、それほど緊迫感は感じませんでした…。むしろ好きです笑

 

☆好きな場面

イリヴィツァーとティラニアが四苦八苦するカクテル作りの工程も、私の予想以上に壮絶でした。ここまで大変なのかと。最初の氷やら毒やらを入れたり、貧乏人から搾り取ったお金をいれたり、そら涙を入れるくだりはまだ理解できます。しかし後半になってくると、私達には全く理解できない言葉が出てきたり、終いには4次元に行かないとカクテルは完成できません。

( ゚Д゚)なんだと…とにかくカクテル作りまでの工程が非常に長く、悪用するとはいえ、彼らの涙ぐましい努力には目が離せませんでした。

 

さて、私が好きな場面は、その大変な大変な苦労の末ようやく完成した『魔法のカクテル』にて、二人が願いを唱える場面です。

……ミヒャエル・エンデ。著者自身が浮かびました。これは彼の願いでもあるんじゃないかなぁと思いました。少し涙が出そうに…。エンデの作品は、『鏡の中の鏡』が最も顕著ですが、物語を読んでいると、時々著者がよぎるのです。

『鏡の中の鏡』で、ミヒャエルとエンデが出てきたときは、さすがに目を剥きましたが…笑

 

ラストもとても良かった。エンデの読者を意識したこの終わり方、とても好きです。『モモ』で時間について考えさせられ、『はてしない物語』でバスチアン達と共に冒険をし、『ジム・ボタン』でエンデ作品に魅了された皆さんへ。

『魔法のカクテル』も良作です。ぜひ読んでみてください(#^^#)

 


さて実は今年は、エンデ作品を大体全部読むことを目標にしてきました。

はてしない物語』→『モモ』→『ジム・ボタンシリーズ』(上下巻)→『鏡の中の鏡』 と来て、今回で6冊目でした。次回は『自由の牢獄』を読む予定です。評判も高いので楽しみです!

ぼくらはみんな生きている~事故ですべての記憶をなくした青年~

こんにちは、nazumiです。

 

今回は、坪倉優介さんの『ぼくらはみんな生きている』の感想です。

 

ー「かあさん…、人間は何のために生きているの」と聞いてくる優介に、何と言えばいいのかわかりませんでした。

 

☆ストーリー

スクーターの事故により、18歳で全ての記憶を失くした青年の手記。

『記憶』とは、家族や友人だけに留まらない。

食べることやトイレに行くことすらも忘れてしまった…

( ゚Д゚)な…なんだって…じゃあ本当に最初から全てやり直し?!

 

衝撃のノンフィクションです。テレビ番組の『激レアさんを連れてきた』に出演されていたみたいですね。私は残念ながら観なかったのですが、家族がその話をしてくれて、興味を持ったので本を読んでみました。

 

☆話は、坪倉さんが記憶を失くし、その後奮闘して草木染職人として独立するまでの12年間が描かれています。彼の手記の各章の終わりに、彼の母親の「記憶」が綴られています。

(>_<)お母さんの苦悩も書かれています。一から全てを教えなければならない苦労…ひとり暮らしさせることへの不安…

 

彼が成長していく様子は、文章の書き方からも窺えます。(ひらがな多→漢字多) 

 

もしも生まれたての赤ちゃんが既に言葉を持っていたら、このように世界を認識していくのかな…と思いました。初めて白米を食べた時(光るつぶつぶ)、目や口を小さくした顔で見られるのは嫌だ、初めて「夜」を見たときの気持ち…

 

最初はひらがなばかりだった手記も、世界を認識していくにつれ、漢字が大半を占めていきます。書き方からも彼の成長が見えてきます。なんだか『アルジャーノンに花束を』を思い出してしまいました…。

 

とてもとても興味深い話でした。私達が昔は確かに持っていたであろう「最初の記憶」を、彼がもう一度教えてくれたように感じます。

 

彼には幸せになってもらいたい、と心から思いました。

 

★余談ですが、この本は、幻冬舎から発行、見城徹さんが発行者なのですね。先日、彼の著した『読書という荒野』を読んでいたので、おぉ( ゚Д゚)!と思いました。本と本が繋がる瞬間…とても嬉しい気持ちになりました。

この嬉しさも読書の醍醐味ですね♪(#^^#)

夜のピクニック~友人に勧めたい本NO1~

こんにちは、nazumiです。

今回は、毎年6月に決まって読んでいる、現時点で一番大好きな小説の感想です。

 

ーこれからどれだけ「一生に一度」を繰り返していくのだろう。いったいどれだけ、二度と会うことのない人に出会うのだろう。

 

夜のピクニック恩田陸

 

☆ストーリー 

高校生たちが24時間かけて80キロを歩き通す大行事歩行祭。主人公・甲田貴子は、歩行祭中に成し遂げたい、ある『秘密の賭け』がある。それは、同じクラスの西脇融に話しかけることだった…

(>_<)青春物語だね!歩行祭、高校生の時あったなぁ…大変だった; 

 

☆物語の大半を会話が占めており、サクサク読めます。魅力的な登場人物たちが、終始目まぐるしく入れ替わり、全く飽きません。物語はとてもシンプル。基本的に登場人物たちは、会話しながら歩いたり走ったりするだけ。なのに、とても面白いのです。

 

貴子たちは果たして80キロを歩き通せるのか?

貴子は西脇融に話しかけられるのか?

 

青春×恋愛×ミステリー×少しホラー

まさに読書体験。気が付けば、活字から離れて貴子たちと一緒に歯を食いしばり、歩いている気持ちになります。

( ;∀;)あ…足が重い…読んでいるこちらまで苦しい…

登場人物たちの悩みや苦悩を語り合う場面もとても良いですね。思春期ならではの悩みだったり、共感できる部分も多いと思います。

 

私の高校にも歩行祭というものがありましたが、せいぜい20~30キロでした。それでもあんなに大変だったのに、丸一日歩く80キロなんて…(>_<)

凄いなぁ貴子たちは…(笑)

 

 

私が好きな場面は、『夜の乾杯』の場面で、楽しくてドキドキで一番好きです。夜って、なぜ明るい時には話せないことも話せるようになるんでしょうね。

さて、本を読み終えたら、映画もご覧になってはいかがでしょうか。多部未華子ちゃんが甲田貴子を演じていますが、物憂げな感じが出ててなんともピッタリです。 

 

今までもこれからも、ずっと大好きな本だし、私が恩田陸を好きになった原点です。

初めの挨拶

初めまして。nazumiです(#^^#)

このブログでは、主に日々読んでいる本の感想をぽそぽそ載せていきます。

周りに本を読むリアルな知人が殆どいないため、寂しくなって作りました。

 

一人でも多くの人に、本の楽しさを知ってもらえますように!(#^^#)

『悲しみのイレーヌ』ピエール・ルメートル~驚愕のどんでん返し、最悪の結末~

ーつまり、この殺人は単なる計画殺人ではなく、異常なほどの注意を払って、入念に準備されたもので、偶然任せにされた部分がほとんどない。

 

☆ストーリー

カミーユ警部が奇怪な連続殺人事件に挑む。

捜査が進むにつれ、この殺人は、過去の有名なミステリ小説を模していることが判明し…

 

カミーユ警部シリーズ第1弾。

原題は『丁寧な仕事』。

( ;∀;)全部読み終えてから、もう一度原題を確認してみよう…意味がよくわかるかも…

 

☆読む順番

『悲しみのイレーヌ』→『その女アレックス』→『傷だらけのカミーユ』で読むのが正しい順番、正しい時系列になります。

 

しかし、私は2作目の『アレックス』から先に手に取ってしまったので、ある程度のネタバレを踏んだ上での本作でした。結論から言いますと、『アレックス』から読んでよかったです。『イレーヌ』から読んでいたら多分心が折れてました(>_<) 理由は、本作の結末にあります…(意味深) しかしながら、本作も『アレックス』に負けず劣らず面白かったです!! ネタバレが嫌いな人は、順番通り、イレーヌから読みましょう(#^^#) もしくは、『イレーヌ』を読んでいて心が折れそうになったら『アレックス』から読み始めてみてください。

 

『悲しみのイレーヌ』は、『アレックス』よりも事件の数も複雑さも上で、難解だと感じました。

とにかく事件の数が多い!全部覚えようとしたら訳が分からなくなります(>_<)

でも覚えなくても大丈夫です…先へ進みましょう。

犯人の手のひらで転がされっぱなしですが、頑張って第1章を乗り切りましょう…

 

この物語の凄さは、突如現れる『最強のどんでん返し』にあります。

 

リアルで悲鳴を上げました。今まで多くの『どんでん返し』を読んできましたが、ここまで驚いたのは初めてです(>_<)

『い…今まで自分が読んできたものは何だったのか…』( ゚Д゚)

頁をめくる手を止めて、暫く呆然としたことを覚えています。

と同時に、ここまで読んできて本当に良かったと思いました。

こんなに極上の『読書体験』が出来て幸せだなと思いました。

 

ネタバレはしません。自分の目で確かめてみてください。

 

最後に…

この物語には、最後に『とある結末』が待ち構えています。

もしかしたら、物語の途中か、アレックスを先に読んでいれば、あれ程度の予測は付くかもしれません。

きっと忘れられない結末になります。

 

ネタバレ↓↓

 

 

 

 

 

つまり、犯人の手のひらに最初から最後まで転がされるだけの物語です。

私は好きです。屈服するのもたまにはいいと思います。

こんなに上質な物語なら…

( ;∀;)これ以上ない、最悪のバッドエンドだったなぁ…